そして、空間線量率が毎時20マイクロシーベルト。それを超える地域では、1週間以内に避難をするということであります。毎時500マイクロシーベルトを超える地域では、1日以内に避難というふうになっています。この放射線量ですけども、正常時が約毎時0.05マイクロシーベルトでございますから、20マイクロシーベルトというと平常時の400倍になります。
しかしながら、福島第一原子力発電所の事故では電源が失われると、こういった状況の関係で、計算に必要なデータが得られず、空間線量率の変化を定量的に予測をするという本来の機能を果たせず、緊急時防護措置の判断に使えなかったという状況でございました。
この放射線測定器は空間線量率を計測するもので、その活用方法としては、住民への貸し出しや学校の授業で積極的に活用するよう、施設の管理者に対し県より説明が行われたところでございます。 市役所や各町公民館に配備されたものについては、既に市のホームページで貸し出しの案内を行っており、4月1日の広報伊万里においても掲載するようにいたしております。